昨年1年間に警察が受理した悪質な投資の勧誘に関する相談が、前年比72%増の3109件と急増したことが7日、警察庁のまとめで分かった。
1日からは成人年齢が18歳に引き下げられて被害が増える恐れも指摘されており、警察当局は広報啓発を強化する。
相談者の年代別の割合は20~40代が半数以上を占める一方、2017年は約半数だった60歳以上が昨年は22%まで減少しており、若い世代の増加が目立つ。投資への関心の高まりや、インターネット交流サイト(SNS)を活用した勧誘の増加などが要因とみられる。
警察が検挙した事件は前年比8件増の46件で、統計のある10年以降で最多となった。被害総額は約1110億円。被害者(13万2120人)の大半はファンドへの投資をうたった勧誘で、暗号資産(仮想通貨)関連も目立った。(2022年4月7日 時事通信)
※金融教育は必要であろうが、同時に断固として断る強い意思がまず必要である。