円安による輸入コスト上昇等が直接・間接の要因となって倒産した「円安倒産」は、2022年10月に7件判明し、今年最多の8月に並んだ。2022年は10月までで21件判明しており、2019年(22件)を上回り、過去5年で最多となるのは確実視される。急速に進んだ最近の円安を受けて、8~10月の3カ月だけで19件を数えるなど、夏場以降、円安倒産が急増している。
2022年の21件を業種別に見ると、食品関連(製造・卸・小売)が6件でトップ。以下、繊維関連が5件、機械器具、家具・建具関連が各2件で続いた。負債規模別では、全体の6割強が負債5億円未満の倒産が占めた。(2022年11月9日 帝国データバンク 抜粋)
※コロナと円安のダブルパンチに見舞われている。とりわけ、中小企業の痛手は回復の兆しさえみられない。政権の手腕に期待するところではある。