総務省が5日発表した2020年の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの月平均消費支出は27万7926円で、物価変動を除く実質で前年比5.3%減となった。新型コロナウイルスの感染拡大が響き、減少率は比較可能な01年以降で過去最悪となった。
感染対策の長期化で外食や旅行などへの支出が大きく減った。これまでは消費税率が5%から8%に上がった14年の2.9%減が最も悪かった。単身世帯を含む総世帯ベースでは6.5%減となった。
20年12月単月の結果は2人以上世帯で1世帯当たり31万5007円となり、実質で前年同月比0.6%減。3カ月ぶりのマイナスだった。(2021年2月5日 共同通信)
※当然の結果といえる。消費増税に加えコロナ禍では財布のひもが緩くなることなどはありえない。今後消費支出を少しでも増やす策も必要となる。