年収が高い専門職の人を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」を導入した企業が、昨年4月の制度開始から1年間で約10社、適用された働き手が414人にとどまることが厚生労働省の集計でわかった。「過労死を助長する」との批判が根強い中、安倍政権は経済界のニーズがあるなどと主張して導入したが、利用は広がっていないようだ。 (2020年5月4日 朝日新聞)

※鳴り物入りで始まった制度だけに、なし崩し的にうやむやになってはならない。使用者側、労働者側ともに今一度制度を理解し直し有効活用していくよう望む。