新型コロナウイルスの感染拡大が、企業の2021年春入社予定の新規採用に影を落としている。特に緊急事態宣言に伴う移動自粛で利用客が激減した鉄道や航空などの運輸業界は、コロナ不況の長期化で業績が回復せず、人件費を抑制するため当初の採用計画を中止・削減する企業が相次いでいる。外食業界も同様の傾向だ。22年春の採用計画への着手は年末から年始にかけて本格化するが、先行きは見通せず、学生らの就職活動が厳しくなることが懸念される。(2020年8月19日 毎日新聞)
 
※有効求人倍率を注視していく必要があるが、このような時期にはブラック企業が台頭してくる危険性がある。