地質調査会社「基礎地盤コンサルタンツ」東北支社(仙台市)で働く20代の男性は、恒常的に長時間勤務をしていた。しかし、会社は残業代をほとんど支払わない。うつ状態になり、休職した男性が残業代を求めたところ、会社の返事は「あなたが戻る席はない」。絶望的な気持ちになった男性だったが、助力を得ながら闘い続けた結果、ついに労働基準監督署から会社に是正勧告がされた。
法定外の残業時間は昨年9月が63時間半、10月は90時間半、11月68時間半、12月74時間。実際に支払われた残業代は一部にすぎない。裁量労働制が適用されていたからだ。(2022年 47NEWS 抜粋)
※施行当時から内容の不明確さが指摘されていた「裁量労働制」が浮き彫りにされた形になった。