2020年1年間の生活保護申請件数が計22万3622件(速報値)に上り、前年から1672件(0.8%)増えたことが3日、厚生労働省の集計で分かった。前年から増加したのは、比較可能な13年以降初めて。新型コロナウイルス感染拡大による雇用情勢の悪化が影響したとみられる。
 
年間の申請件数は13年の計25万4785件から減少傾向が続き、19年は22万1950件だった。しかし、20年春に新型コロナの緊急事態宣言が発令され、同年4月は前年同月比で24.9%増。休業要請が暮らしに影響し、伸び率が過去最大となった。(2021年3月3日 共同通信)
 
※株価の異常高騰、求人倍率からみた状況では経済への痛手は少ないような報道も見られるが、ほんとうの経済実態はこの記事内容のようであろう。