日銀が3日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が、大企業・製造業で前回12月調査から6ポイント悪化のプラス1となり、5四半期連続で悪化した。エネルギーや原材料価格の高騰が企業の収益を圧迫した。
大企業・製造業は、16業種のうち12業種で悪化した。業種別では家電など「電気機械」が15ポイントの悪化となったほか、住宅や設備投資の需要減などで「はん用機械」や「木材・木製品」も10ポイント以上悪化した。大企業・非製造業は、12業種のうち6業種で改善し、業種別では「小売り」や「物品賃貸」などの改善が目立った。(2023年4月3日 毎日新聞抜粋)
※製造業と非製造業との景況感にますます差がついてしまった。